2016年に小売店のレジを現金自動預け払い機(ATM)代わりにして銀行預金が引き出せるサービスが解禁されます。
銀行キャッシュカードで買い物ができる「ジェイデビット」の機能で利用可能となります。引き落とし時の利用手数料は店が負担となるが、新しいサービスでは、店が客の口座から預金を引き落とし、レジの現金を渡すことが可能となります。
たとえば、夕飯の食材を5,000円分購入し、レジの店員に3,000円分を現金で欲しいと伝えると、デビットカードから8,000円決済し、3,000円を現金で渡されます。
現金だけを引き出すことはできず、必ず買い物とセットになる必要がございます。
開始時期は未定だが、みずほフィナンシャルグループが既に準備を進めているそうです。
アメリカでは一般的なサービスで利用頻度が高いそうですが、はたして日本でのニーズはあるのでしょうか??
アメリカが日本に比べて治安の関係上、現金決済ではなく、カード決済をする方が殆どです。また、ATMでお金を下ろすと犯罪に巻き込まれる危険性がある為、スーパーなど買い物ついでに少額の現金を下ろすそうです。
日本ではデビットカードの利用率は5.8%(※1)と低く、さらにはコンビニATMが5万台以上、かつ銀行のATMがある為、わざわざ、レジで現金を下ろす必要があるのか疑問です。ATMが少ないエリア(地方)ではニーズがありそうですが、アメリカほど普及するのでしょうか。
※1:クレジットカードに関する総合調査】 2014年度版 調査結果レポート
http://www.jcbcorporate.com/news/channelfile/file/report2014.pdf
参照(読売新聞):http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151225-OYT1T50132.html